ハーブ&ドロシー@渋谷イメージフォーラム

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お正月休みとはいえ

いや、お正月休みだからこそ、
やらなきゃいけないことは山積みだったわけですが、
全部サボったら暇になったので、映画を観ることにしました。

ハーブ&ドロシー
NY在住の実在の夫婦のドキュメンタリー。
郵便局員のハーブと図書館司書のドロシーは
小さなアパートでのつつましい生活の中で、
2000点以上のアート作品を書い集めた。
彼らが買ったアーティストは、今や20世紀アート史の重要な存在になっている。

彼らのインタビューや、生活の一部の公開、
所蔵作品の紹介、また、
彼らに作品を売った、今や著名なアーティストたちなど、

周りの人々の証言などからなる映画でした。

つつましい生活をおくる小柄で可愛い夫妻が
アート作品を前にキラっと目を光らせる。
前のめりな姿勢で食い入るように作品を見るハーブと、
ちょっと身を引いて、冷静に見るドロシー。

70年代から同じように

寄り添ってギャラリーからギャラリーへ、
嬉々として渡り歩いてゆく二人の姿が想像できた。

個人的には、ハーブが仕事の傍ら精力的にアート収集をしながらも
職場でアート好きだと明かさなかったということが印象的だった。
ほとんど内緒にしていた程だ。

その理由として、
「アートの話をできる人はだれもいなかったが、
自分の好きなモノを押し付けるのは良くないと思った」
と語っていてはっとした。身に覚えがあったのだ。

他にも、この夫婦の何気ない姿勢に
はっとさせられることが多かった。

誰の指図も受けず、思ったとおりにすること、

昼夜問わず、ほとんど毎日ギャラリーをめぐり、
分からない作品も分かるように努力する、また
どんな作品でもひとつ残らずしっかり見ること、
その貪欲さ。

自分を振り返って反省するとともに、
なんだか勇気が湧いてくる映画でした。

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