Jan 22, 2011

言葉のキャッチボールってむつかしい。


コミュニケーションが苦手な理由の一つが、人との境界線をよく分かっていないという事だと思う。

自分をとんでもなくバカだと思っていて、私が考えつくことなんてすべて他の人が当たり前のように気づいていて、私が好きなもの、気になっていること、全部他の人がとうの昔に気づいて、もう飽きて売り払ったり打ち捨てたりした古着みたいなもんだとおもっている。

これは、周りの「オトナ」と言ってよい人達が全員年上だったころ、自分が弱い子どもだったころの感覚のまんまだからなんだろうと思う。

周りはみんなオトナで、全部心得ていると。
私の思いつくものは、誰もが私の年かもっと若い時に気づいて、折り合いをつけて、ポイっと捨ててしまった手垢まみれのごみだと。

「将来の目標は?」
「好きな音楽は?」
「好きな芸能人は?」

こうした質問を投げかけられるとすっかり言葉を失ってしまって、だいたい質問者が困ってしまうんだけど、私はもっと困っている。

いちいち私の考えなんて説明しても無駄なんじゃないかと思う。
ああ、いるよね、そういう人。
と言われる程度の、どうでもいい答えだと受け取られるんだろうな、という想像はつくものの、その反応を起こすためのどうでもいい回答すら言葉としてでてこない。

困った。

そして、もっと困ったことに、こうした質問はだいたい24時間くらい私の頭の中に居座って、その間にゆっくりと答えが組み立てられていく。
翌日の夜中くらいにパッと答えが浮かぶんだけど、その答えは400字詰め原稿用紙で3枚分にはなりそうな。
どうせ質問されたその場で答えが浮かんだとしても、こんなに長い答え話しだしたら相手が辟易するような。

まさに昨日、今後の目標ややりたい事について聞かれたんだけど、
今さっきその答えが浮かんだ。
でも、長すぎてもう忘れてしまった。

じゃあ一言にまとめればいいのかと思っても、それはそれで違う。相手に伝わりやすい一言の嘘にしてしまえばその場のコミュニケーションは切り抜けられるが、だんだんと嘘ばっかり言ってるのがバレて距離を置かれてしまうし、
かと言ってどのレベル感で相手に説明すればいいのか分からない。
どうせ私の思いつくことだから相手も知っていると思って、中途半端に話すと、え、どういうこと?と前提条件から聞き返されてしまって、いちいち説明しているうちに私も相手も質問に興味を失ってしまってコミュニケーションが途切れてどっかいってしまう。

就職活動の時なんかは、いろいろな質問に対する答えがあった。
だいたい1分で説明が終わって、その後の面接が盛り上がるような「目標」があったはずなんだけど、
そんなもん嘘と誇張でしかないから全然思い出せないし、
怖いのは、その嘘で自分さえも騙してしまうこと。

そいつは怖すぎる。

ちなみに、さっき言葉の長さを原稿用紙に換算したのは、YouTubeで「あずきちゃん」を見たからです。私は秋元康も怖い。

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