Nov 23, 2011

サウダーヂ=郷愁・憧憬・思慕・切なさ


HIPHOP界隈と、映画好きの間で話題の映画『サウダーヂ』をようやく観てきました。

立ち見160分ちょいという苦行でしたが、楽しかったのであっという間!

山梨で実際に生活をしている人々が登場する、しかしれっきとした劇映画です。

街そのものに丁寧に向き合い、そこに暮らす人々の会話や佇まいを通じて街そのものを描きだしています。

ストーリーの役割が薄めなので説明が難しいのですが、とにかく、面白いから映画館で観るべき!!

もうすぐユーロスペースでの上映は終わっちゃうから、今のうちにね!

富田克也監督『サウダーヂ』

ソロとしても有名なラッパーの田我流さんが、演技未経験ながら重要な役どころで出演しているのだけど、鬱屈とした思いを抱えてアーケードを歩きながらつぶやいた言葉がだんだんラップになって行くところなんかほんとに良かった。

人のまばらな地方都市で、仕事もない、活気もない。豊かな国japanを目指してやってきた日系ブラジル人や、タイ人たちにも仕事はない、車を買ったり家を借りることも難しい、閉じた国日本でどうにか生きてる。

タイ女性の足の長さやブラジル人の体格の良さ(おっぱい含む)やカッコ良さに対するコンプレックスだとか、文化の強さに負けてしまう情けなさとか、西洋にかぶれようとして失敗しているカッコ悪さとか、どうあがいても平和ボケした日本人の考え方しかできなかったりとか、でも、日本人のおばあちゃんが尊かったりとか…。安易にどこかに偏ることなく、丁寧に、丁寧に街とそこに暮らす人々に向き合った映画なので、劇映画らしい、「解決」を用意してくれる「すっきり感」はあまりないけれども、無意識に見ないようにしている部分がえぐり出されて、発見のある映画でした。ってゆーか面白いから!観るべし!

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