2012年7月

  • 2012.07.29

さみしさと青色 -海、空、宇宙-

子供のころ読書感想文が大の苦手でした。それは人と自分との距離の測り方がよく分からない、という感覚に似ているかもしれません。どこまでが自分個人の言葉で、どこからが他人に届く言葉なのか。自分の書く文章は、自分と他人との間をふわふわと行ったり来たりしていて、ある時急に、そのふわふわ漂っている空間自体が自分にしか関係のないものなのではないかと不安になって萎縮してしまったりする。文章を先生に添削されるという […]

  • 2012.07.22

まだ、戦争には間に合いますか? 大林宣彦監督『この空の花』@深谷シネマ

大林宣彦監督の作品は、観られる限り観なければ、と最近思っています。 生きている限り人は変化するものだ、ということに気づいてから、巨匠と呼ばれる人や、老いて死んだ人、年を重ねて輝いている人に対して自然と尊敬の目を向けられるようになってきて、 「70歳の新人」と自らを称して年々作品が瑞々しくなっていく恐るべき方、大林宣彦監督から目が離せなくなっています。 そんな監督の最新作『この空の花』は、 長岡花火 […]

  • 2012.07.14

ドライバー@下高井戸シネマ

5月くらいに公開されていた映画ですが、今週下高井戸シネマで上映中です。 冒頭の30分くらいだけで大満足でした!! 主人公は、カーアクションのスタントマン。しかし裏の顔があり、夜は車で強盗を逃がす“逃がし屋”として働いていた。 そんな彼が隣人のトラブルに巻き込まれていくうちに裏社会のやばいところまで知ってしまい…という感じのお話。 男心をくすぐる「かっちょええ!」っていうシーンの連続で、フェティッシ […]

  • 2012.07.10

オーディエンスの孤独

何かを生み出す事ができる人を尊敬している。 人は誰でも、人生のどれくらいの瞬間がそうであるかはまちまちだけれど、芸術家だと思っている。 すごく図々しいことだけど、私自信も、何かを生み出すその瞬間のために存在しているのだとどこか信じている。 だから今、何もできていない自分を直視できないところがあると思う。 友達のイベント、友達のライブ、友達の個展、友達の舞台、そしてお客さんとしてやってくる仲間とのお […]

  • 2012.07.07

映画 2012年7月

6月頭に転職してからというもの、土日も朝早く目覚めては意味もわからず不安になったり、なんだか落ち着かなかったのですが、先々の映画の公開日なんかを手帳に書いていたら、不思議と落ち着いてきました。いけない、いけない。どんなにバタバタしていても、映画とかライブとか、人の作ったものにはなるべく多く触れていたいし、日々の瞬間瞬間のことだけじゃなくて、一週間後、一ヶ月後なんかにもちゃんと注意を払えるようになら […]

  • 2012.07.07

壁の中の隠れた部屋で

祖母は福岡のはずれで針仕事をしていました。 京都の有名な呉服屋の下請けで、買ったら数十万も数百万もするような着物を、一針一針手縫いで仕立てていました。 だから私の七五三の着物も、浴衣も、成人式の着物も、おばあちゃんの手作り。 染も伝統的なやりかただったりとか、大島紬、絞りの綺麗な着物。そこらの呉服屋さんの着物よりもずっと美しくて、子供のころからちょっと自慢でした。 私はずっと横浜に住んでいたので、 […]