オラファー・エリアソン Space is Process

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いま、渋谷のユーロスペースでやっている、北欧映画祭の「ノーザンライツフェスティバル」にて、オラファー・エリアソンのドキュメンタリー映画『スペース イン プロセス』を観てきました。

スペース イン プロセス

▽予告編

http://youtu.be/F9vxdypD3SQ

ニューヨークの各所に滝を作る、という壮大なインスタレーション『ニューヨークシティ・ウォーターフォール(2006)』の完成までを軸に、オラファー・エリアソンの作品をプロジェクトメンバー達で作り上げる課程や、彼の芸術観や哲学を追ったドキュメンタリーでした。人柄も垣間見えて、ますますオラファー・エリアソンが好きになっちゃう感じです。

今までは完成品しか見たことがなかったので、彼がどんな人なのか、どれだけの人が関わって作品ができているのかを何も知りませんでしたが、過去に日本での個展で見た作品の製作風景もたくさん出てきて、それぞれの作品の奥行きが見えたような気がして嬉しくなりました。また、「映画」という仕組みを使ってオラファー・エリアソンらしいやり方で彼の作品の基礎のようなものを体験させてくれる部分もあり、この映画も彼の作品らしく「体験型」で楽しく観ました。

今回の上映で初めて日本語字幕がついた、ということだったので、今後またどこかでやるのではないでしょうか。

金沢21世紀美術館のホールとかでやりそうですね(勝手な予想です)。

今のところ、今週の木曜日(2012年2月16日)の19:00に、同映画祭での上映が決まってます!行ける方はぜひ。

ノーザンライツフェスティバル

オラファー・エリアソンについて

デンマークアイスランド出身の現代アーティストです。【Wikipedia】【公式サイト

「見る側の問題なんだ」ということを、この映画で彼は繰り返し言っていました。見る側の主体があって、初めて対話が生まれます。それが重要なんだ、と。彼の作品を一度でも見たことがあれば納得が行くのではないでしょうか。空間自体が作品なので、それを鑑賞するためには自らが「作品」を作らなければならない。空間の中にいながら、何かを感じ取らずにはいられないんだけど、その感じ取らずにはいられない、という部分が作品なんです。

言葉で説明すると小難しいみたいに見えちゃうけど、体験してみると頭で考えることなんでない。あるなんて思わなかった虹がかかっていてはっとしたり、路地を曲がったら強い夕日に出会ってぎょっとしたり、そういうのと同じです。彼は、そのような「虹」や「太陽」といったものを美術館の一室に置いてみせることができるんです。

日本でやった個展

たまたまですが、両方共実際に見に行きました。

 ・2006年『影の光』@原美術館

旧邸宅である原美術館の空間を活かした作品が多数ありました。天井から吊るされた平たい黒い円がゆっくり回っていて、そこに当たっている光と影が壁に映っている作品、といったように、個展のタイトルの通り、光と影を使った作品が多数でした。原美術館にはそれまでも何度も行っていましたが、この時にあらためてこの建物は美しいな、と気づいた思い出があります。

▽この作品もありました。1階の広いとこだったような。

http://youtu.be/9AGtSvfzUjw

 ・2009-2010年『あなたが出会うとき』 “Your chance encounter”@金沢21世紀美術館

広い空間を活かした、大きな作品がたくさんありました。色のついた霧の中を進んでいく作品や、水面を反射した光の線がぐるっと部屋中に一本走っていて、床を踏むと線が揺れるようになっているものなど。金沢21世紀美術館の広ーい展示室の一つ一つの空間が作品になっていました。また、この美術館の庭にも彼の作品が常設されています。

▽このあたりの作品です。

http://youtu.be/1U9u9S2yot8

http://youtu.be/-0WuaQgsLz4

いま、日本で作品をみるには

常設などの作品で知ってるものをあげます。

ギャラリー小柳 

映画にも出てきた、アイスランドの自然を撮った写真があるらしいです。常設だったかどうかは聞き逃してしまったのですが、たしかいつもあると言っていたような…。わたしもここ行ったことないです。行きたい。

群馬ハラミュージアムアーク 【作品解説PDF

ここも行ったことないんです。冬はやってないらしい。

金沢21世紀美術館

先程ちょっと触れましたが、庭にあるカラフルなあれです。

他にもあれば、ぜひ教えて下さいー!

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