やさぐれ女子

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ある平日の夜、作った鶏ハムとサラダをつまみにワインを飲みながら、Youtubeなんか見て笑ったり踊ったりしてたら、そこに私と全くおんなじような感じの女の子がいました。

http://youtu.be/VN7lgnzwtBU

この何とも言えない感じを、何とも言えないまんまに歌にする前野健太です。いい。

夢なんていらない、愛なんてめんどくさい、でもちょっとだけ夢あるかも、でも、言いたくない~♪っていう、何が言いたいんだ感が身に覚えありな感じでいいですね。

あと、ひそかに尊敬している、べらぼうに文章のうまい女友達がブログで紹介していた本を読みました。

高山なおみさんは、文筆家としても料理家としても、本をたくさん出している方です。『高山ふとんシネマ』とか『押し入れの虫干し』とかいう本を最近出していて、休日に本屋に立ち寄ったときに、ちょっと手にとってみてほっこりしてます。

今回買って読んだ『帰ってから、お腹がすいてもいいようにと思ったのだ。』は、彼女がまだ料理家としても今ほど有名になる前の、吉祥寺kuukuuという、まだ営業してたら絶対ファンになったであろう、面白いレストランで働いていたころのエッセイをまとめたものです。本の構成はちょっと独特で、一つのタイトルに、二日分くらいの日記がまとまっていて、最後にそのタイトルの文章全体からイメージした料理名が記されています。巻末にレシピや写真がまとめてあるのだけど、この絶妙な感じがまたよかった。ああ、こういうことがあって、こういうレシピが生まれるのか、という、その瞬間に立ち会ったかのような疑似体験。作ってみなくても、文章を読んでレシピを眺めるだけで何とも言えない気持ちに。

このふぬふぬした感じ。目を合わせたり、手を握ったりする前にいきなり彼女の内側にとり込まれてしまったかのようです。“まだ何者でもなかった頃の私”というようなことが本の中にあったような気がするけれど、目玉はあって、働く手もあって、でも存在自体がふぬふぬしてて全体が人型に収まってなくて心もとない。ただ鋭い感覚とエネルギーは持ち合わせているといった感じです。今現在、何者でもない私の体の各パーツのバラバラ感とも重なってたりもして、気分良く読みました。暖かくなったら、傷ついた心を抱えてビール買って、一人でお花見とかしようかな、という気分になりました。とりあえずなんか傷つかなきゃな。 

※鶏ハムは、塩麹でつけた鶏胸肉をちょっと洗って水気をとって、黒コショウとセージパウダーを適当にふって、くるくるっと巻いてラップでキャンディーみたいにして、その上にアルミホイルもキャンディーみたいに巻いて、鍋で熱湯沸かしてアルミホイルごと突っ込み、3分ゆでて火を止め、あとは一晩放置。よく朝には火が通っておいしいハムに!という代物です。

何言ってんだか分らん、という方は、クックパッドに「さっこままさん」という方が投稿している【塩麹さん de やわらか鶏ハム】が分かりやすいのでぜひ。塩麹がなくても、塩でも作れるみたいなので気になる方はぜひ。安い!簡単!うまい!ですよ。

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