Jun 30, 2012

サニー 永遠の仲間たち


10代のころ、「326」や「みつを」を見下していた。恐れ多いことに、谷川俊太郎大先生までも邪険に扱っていた。

世の中はやつらが言ってるほどハートフルではない、もっとハードで救いのないものだ。私にしか見えないものがあって、でもそれは誰もがどこかで感じているものの見ないように蓋をしてるもので、だから私には私にしか言えない言葉が言えるはずだ。それは人の心を動かすはずだ。そう思ってた。

10年後には、居酒屋のトイレの「みつを」並にハートフルな上に100倍くらい薄めた言葉をこうやってブログに書き散らかすことになるのだ、ということは、恥ずかしすぎるのでタイムマシンができて10代の自分に接触する機会ができたとしても絶対に言えない。隠し通さなくてはならない。

ついでに、みつをが10代の自分が受け取っていたほどハートフルではない、ということにも最近になって気づいた。ダークみつを。諦念テロリズム

昨日、新宿の紀伊国屋本店で谷川俊太郎の「これが私の優しさです」を見かけ、最近私が万を辞して始めたサイトの名前が「やさしいサイト」だったので愕然としたのでした。大発見だ!と思って始めたことはとっくに大先生が言葉にしてた。見下してたのに、一周して似たようなこと言ってしかも惨敗してる。

そんなことを思った土曜日の新宿。私が新宿にいるのは映画をみる時かゴールデン街で飲む時かライチで服を買う時なんだけど、今回は映画。新宿武蔵野館で「サニー」という、評判の韓国映画を見ました。

平たく言うと、40代になった女性たちが、10代のころ、無茶しまくってた仲良し仲間と再会して一花咲かせる話です。とにかく笑った。韓国といえば整形と恋愛ドラマの”実は兄妹” “実は不治の病” だけど、そのへんをうまくくすぐられたし、10代の真っ直ぐさ、バカバカしさと40代になっても変わらないところがあるのも面白かった。

それぞれ違う生き方を選んだ、それぞれが “自分の人生の主役” な女性たちの姿に、人生っていいなぁ!というハートフルな気持ちでいっぱいになり、思わず涙が。

ガールみるならこれ見た方がいいかと。ガールのエキストラしたけど。見てないけど。

http://www.youtube.com/watch?v=9KYBmow9nhc&feature=youtube_gdata_player

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