バランスとらない

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人はひとりでいるとバランスを崩す。

だから、人はひとりではいられないんだと思う。

私はあまり生きることに執着がないので、死には恐怖を感じない。

じゃあ怖いものってなんだろう、と考えて一つ浮かぶのは、自分が制御不能になるということ。

誰も止めてくれない状況で、自分で押さえられないくらいバランスを崩してしまったら、どうしよう。

だからひとりでいる以上、自分を客観的に常に監視する視点が必要で、

自分の発する言葉や行動にいちいち「今のはどう思われた」「今の行動はおかしい」といった評価を下すようになる。

周りからはみ出してしまわないために。狂ってしまわないために。

自分を四六時中見張っていなければ、社会生活を送れなくなるという恐怖がある。

そのやり方はいろいろあるけど、周りの人に監視カメラを仕込むみたいな感覚かもしれない。

相手がどういう反応をするか、周りの人はどんなものに興味があるのか、何を喜んで何に怒るのか、

神経を使ってそういった情報を逃さないようにしないと、見失ってしまう。

でもそれが行き過ぎると、他人の反応、他人の判断に従うだけの、主体性の無い人間になってしまう。

変な人だと思われないために、人に嫌われないために、目立たないで平穏に生きていくために

そればかり考えていて結局全く前に進めていないような感覚に陥っている。

そんな中、仕事が限界量を超えて余裕がなくなり、爆発してしまった。

一度爆発してしまうと、もうもとには戻れなくなってしまった。

いま、ここにいる自分から見えるせかいを信じていいのではないか。

ふとそんな考えが生まれた瞬間、会社で与えられた仕事にやりがいを見いだしてがむしゃらに働くための、魔法が切れた。

ちょうどそのタイミングで聴いた音楽がまた、自分の目で見たものを信じろ、と言っているようで

いま、目の前にある仕事どうこうではなく、もっと先まで見通して、ちゃんと進めるようにしたいと思った。

周りから見ると滑稽かもしれないし理解を得られないし、

もうずっと、いつまでもひとりでいなければならなくなるのかもしれないけど、

四六時中、答え合わせをしながらどこにも進めないよりはいいのかもしれない。

バランスをとることに神経をつかうくらいなら、その力でどこかとおくに。先は長い、深い、言葉にならないくらい。

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