Jul 29, 2013

すいほう、ふらふら


右手の端っこに水疱のようなものができたな、と思う間もなく39度もの熱が出て寝込んでから一週間が経ち、時々咳き込むことはあるけれどすっかりよくなり、手のひらの水疱は血液が溜まっているのか、少し茶色くなり、水にぬれると口から出した琥珀色ののど飴みたいにてろてろと光っていてきれい。

痛くもかゆくもないんだけれど何だろう。

この週末は少し体も回復していたので、久しぶりに映画を観ました。

そうはいってもまだ本調子じゃないので、そういうときは渋谷の文化村ル・シネマがちょうどいいだろうと足を運んでみることに。

観たのは、「ノーコメントbyゲンスブール」。

なぜかぼーっとしていて、劇映画である「ゲンスブールと女たち」を観に来たと勘違いしていたけれど(日本では2011年に公開されている)、実際は、ちょうど公開したばかりの最新の、全編ゲンスブール本人のインタビューからなるという、驚愕のドキュメンタリーでした。

ゲンスブールについて事前にそこまで知っていた訳ではなく、顔は醜いと言われていたものの、数々の美女をものにし、輝かせたミュージシャン、シャンソン歌手というイメージを持っていました。

これらの曲のイメージしかありませんでした。

「Je t’aime… moi non plus」は今でもなんだかどぎまぎして妙な気分にさせられるけど、多感な中高生のときにこっそり聴いていたな・・・。

映画はゲンスブール自身の語りをメインにしていて、ずっとフランス語を聴いているとうとうとしてしまい、ほとんど寝ていたような気がするけれど、家に帰って川勝正幸さんの「ポップ中毒者の手記(約10年分)

」 (河出文庫)を読み返しながら反芻していると、少しゲンスブールという人に近づいたような気がしました。

ゲンスブールはロッカーであり、レゲエミュージシャンでもあるということ、これは知らなかった。笑

そして、ロリコンではなく、「ロリータ」という、まさにナボコフの小説に抱くような耽美で堕落していて美しいような気持ちというものというのは、ゲンスブールの作品や生き方が、現代のカルチャーに再現したものかもしれないということ。

私の思う「ロリータ」というのは、ジェーンバーキンに始まっていると言っても過言ではないので、少なくとも私の場合はそうなのだろうな。

ゲンスブールに惹き寄せられて、よりいっそう輝き、離れていった女たちに思いを馳せて、つい、憧れてしまう。

これも観たい。

居眠りしてしまったので、これを読まないと。

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