幸せとサブカル 〜演劇 OFFICE SHIKA PRODUCE『山犬』

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現婚約者と出会った2014年2月から、怒濤の恋愛→婚約に没頭しており、すっかり更新が滞っていたこのブログ。

ありがたいことに、彼の後押しもあって、更新を再開することにしました。

リハビリ期間ということで、「幸せとサブカル」というのをなんとなくタイトルに入れています。

さて、今回取り上げるのは、OFFICE SHIKA PRODUCE『山犬』。

なんと、昨日東京公演が終わってしまったので、21日からの大阪公演を観られる方にしか参考にならない内容となります・・・!

劇団鹿殺しという、脚本が面白くてたびたび有名人を客演で招いたりしている有名な劇団があるのですが、今回はこの劇団でも作演出をつとめる丸尾丸一郎さんによる、2006年に上演された『山犬』という舞台の再演でした。

婚約者がちょっと好きだという、鳥肌実さんが15年ぶりに舞台に出るということで、付き合い立ての頃に予約していたのでした。

まさか、8月現在、すでに婚約して、会場の座・高円寺から割と近い中央線沿いに二人で住んでいるとは思ってもいませんでした。

そういえば、彼とは、初デートで鳥肌実さんの話をしたのでした。(理由は忘れました。どんな会話だ。)

山犬

まず、鳥肌実さんが出るのと、著書『すべては「裸になる」から始まって

』(講談社文庫)が面白くて、映画の『劇場版神聖かまってちゃん』などで女優としても活躍されている森下くるみさんの初舞台ということもあって、そこに注目していました。

そのため、大事なことを見落としていました。

この作品、私も彼も大の苦手のホラーだったんです・・・!

前説が終わってついに開演、というタイミングで「ホラーである」という事実に気付いてしまい、動揺している間に始まってしまいました!

舞台を観るのは大好きな倉持 裕さん作演出の”鎌塚氏シリーズ”や、長澤まさみさん主演の『ライクドロシー』以来だったので、まずは突然の轟音にビビりまくり。

なにが起こってしまうんだろうと、怯えながら、非常口を確認しながら本編が始まりました。

身体は嘘をつかない

まず、開演してからラストまでずっとISOPPさんのしなやかな身体の動きに目を奪われっぱなしでした。

HIPHOPダンサーということで、録音した台詞にあわせて身体で表現する場面が多いのですが、圧巻でした。

また、鳥肌実さんの顔の力、立ち姿からほとばしる”禍々しい何か”、演説で鍛えた語り口も健在。

森下くるみさんの可憐さと何となく「何をしても許してくれそう」な感じ(えげつない意味で)だとか、

役者人の身体から感じ取れるものに説得力があって、やっぱり何かを突き詰めてやってきたひとの身体というのは魅力的だな、と感じました。

限られた空間を描くのに向いている「演劇」

久しぶりの舞台だったので改めて思ったのですが、座・高円寺くらいの規模の劇場は、限られた空間というのを描く演劇ができる規模の中での”最大サイズ”だな、と感じました。

今回は「密室ホラー」ということで、密室が描かれ、役者が6人という少なさなのですが、それでも奥行きを感じさせる、と同時に閉塞感も描ける、というのは演劇ならではだと感じました。こういう演劇こそ、観ていて楽しいものです。

演劇は”グロテスク”に向いている?

演劇を見始めた高校生の頃に比べると、だいぶ現実の気持ち悪さ、きな臭さに飽き飽きしてきていて、”グロテスクなもの”にあまり魅力を感じなくなってしまっているのですが、どうも演劇というジャンルはグロテスクさを描くものが多いように思います。劇場で、「次は平和なものをみよう!」といってチラシを漁ったのですが、グロテスクなものしか見当たらず・・・。いくつかの劇団を思い返してみても、今回のようなホラーではなくても、ニンゲンのドロドロした部分を描いていたりだとか、多少なりともグロテスクさをもったものしか思い当たりませんでした。

グロテスクじゃないのは、宝塚とか劇団四季くらいなのかしら・・・?

また、大喜利のように、アドリブで繰り広げられる掛け合いシーンだとか、”野々村議員””ふなっしー”といった流行をコネタに取り入れてくるところまで、小劇場らしさを感じられるところも大変楽しかったです!

しかし、久しぶりの観劇はだいぶ体力を奪われてしまいました・・・!

英気を養って、二ヶ月に一回は舞台を観に行きたいものです。

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