あなたは迷惑をかけるのだから、他人の迷惑も許しなさい

あなたは迷惑をかけるのだから、他人の迷惑も許しなさい

3年前、1人でインドに行きました。
行きの飛行機からもうインド。いろいろな事件があったけど、いまでもよく思い出すことがあります。

3人がけの座席で、空席を挟んでインド人のおばあさんと並んで座っていました。
夜の便だったので夕食が済むと、おばあさんはおもむろにひじ掛けを上げて、自分の席と空いてる席をつなげ、2つの座席を使って横たわりました。

ふわふわした白髪がわたしの太もものすぐ横にあって落ち着かず、ちょっとムッとして「迷惑だな」と思ったけど、注意するほどのことでもないか、と映画の続きを見ているうちに、うとうと。

2、3時間経った頃だろうか、ちょんちょんと肩を叩いて起こされました。

何かと思ったら、おばあさんが笑顔で、間の空席に置いた枕を指して、何か訴えている。

どうやら、自分がしていたように、次はあなたがここに横になりなさい、と言っているみたい。躊躇していると、枕をわたしが寝やすい位置にセットし、半ば強引に肩を掴んで寝せようとしてくる。これはもう抵抗できない。苦笑しながら横になりました。

たぶん短い時間だったろうけど、すごくよく眠れた。

おばあさんに最初少しムッとした自分を思い、ちょっとチクリとした。私もおばあさんみたいに開かれていたいな、と羨ましくなりました。

日本では「他人に迷惑をかけるな」と教えられ、インドでは「あなたも人に迷惑をかけるのだから、他人の迷惑も許しなさい」と教えられるといいます。
ちょっと息苦しくなったとき、知らない人のすることに少しムッとしてしまったとき、この出来事を思い出します。

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